「1歳になったんです～！」画面越しにケロたんと握手！～「弾く」「楽譜を読む」音楽のレッスンは何歳から？？

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

昨日のオンラインレッスンでの出来事。
いつもはzoomで接続した直後、画面に生徒さんとお母さまが映るのですが…あら♪

画面越しに声は聴いていたけれど…あら！久しぶり！！

Kくん（6歳・男の子・エレクトーン）とYちゃん（5才・女の子・エレクトーン）の兄妹には、かわいいかわいい妹ちゃんがいるんです。

思えば、Kくんの体験レッスンに出張させていただいた時（普段は出張レッスンなのですが、今はオンラインレッスンに切り替え中）まだ妹ちゃんはお母さまのお腹の中にいて。

「お腹の中でいっぱいエレクトーン聞けてイイねぇ♪」

なんてお話していたのですが。

昨日のレッスンで画面に映ったのは、その妹ちゃんでした。
お母さまにだっこしてもらって、なかなかに上機嫌。

「あら、久しぶり！」
「1歳になったんです～！」

そうでした。

4月末でした、お誕生日。

出張レッスンの時は、いつもエレクトーンのそばをハイハイしていて。
つかまり立ちもするようになってたりして。
音楽がかかるとニコニコしてたりして。

そっか～！ついに1歳！！

時が経つのは早いものです。

音楽のレッスンは、何歳から？

ご入会の際、体験レッスンの際、よく聞かれる質問でもあります。

「何歳からレッスンは可能ですか？」と。

結論から書きますと、「どんなレッスンをするか、によって、レッスン可能な年齢は変わる」んじゃないかと思っています。
もちろん、個人差もありますので、絶対に何歳何か月から！とはお伝えしにくいのですが…

私が考えている「音楽のレッスン」受け入れ可能年齢は以下の通りです。

ひとりで楽譜を読んで、鍵盤を弾く…6歳ぐらい～（小学生ぐらい）
先生のまねっこをして、楽譜は読まずに鍵盤を弾く…5歳ぐらい～
先生とお母さまと一緒に歌って、リズムをたたいたりして、片手だけ少し鍵盤を弾く…4歳ぐらい～
先生とお母さまと一緒に歌詞やドレミで歌ったり、リズムをたたいたりする…3歳ぐらい～
先生とお母さまと一緒に音楽を聞いて、歌詞はあやしくても何となく歌ったり、簡単なリズムをたたいたりする…2歳ぐらい～
先生とお母さまと一緒に音楽を聞いて、カラダを揺らしたり、立ったり座ったり、手をあげたりする…1歳ぐらい～

人間、だれしも、生まれた瞬間からコトバが話せて、文字が読める訳ではありません。
音程良く歌うことも、小さなうちはかなり難しいです。

ましてや、ちいさなちいさな手で、鍵盤を弾くのはけっこう大変なことです。

「楽譜が読める」ことに関して言うならば、私がレッスンで使用しているテキストの著者「呉暁」先生によると、「五線紙が理解できる年齢は5歳ぐらいから」ではないか、とのことなのです。

4歳のテキストもあるのですが、その4歳のテキストは五線紙ではなく、一本の線が書いてあって、その上下、または線の上に〇が書いてあります。
「ド」はあの独特な形をしていますので、4歳さんでも認識できます。
なので、一本線の下に書いてあるのは「レ」
一本線の上に書いてある、おだんごの串にささっているような〇は「ミ」
一本線の上に乗ってる〇は「ファ」ということになります。

と、いう見え方をしている、ようです。4歳ぐらいのお子さんの場合。

となると…

1人で五線譜を見ながら鍵盤を弾くのは「相当難しい」ことになります。

4歳と5歳のお子さんの例を書きましたが、今までレッスンをしてきた経験から考えてみると、「鍵盤を弾く」ということ＝音楽のレッスン、と考えるのであれば、4歳ぐらい～なのかな、と思っています。

ただ。

以前、脳科学の先生が書かれていた文章を読んで、それはそれは頷いてしまったものがあります。

「人間誰しも生まれたばかりの時は「絶対音感」を持っている。ただ、日常生活に支障が出てしまいかねないので、発育と共に少しずつその能力に「フタ」をしていっているようなものなんです」

という話。

確かに「おはようございます」「こんにちは」「じゃまたね～！」が全てドレミで聞こえてきてしまっていたら…

「あ、ママ、今日のおはようございますは昨日と違ってて”ドレレレミファミレド”だね！昨日と同じ方がいいから言い直して」

そんなこと言われましても(;^ω^)
ってなりますよね。

（私も少し怪しくなってはいますが絶対音感がありますので、気にしなくてもいいところまでドレミに頭の中で変換されてしまっていて、結構困ることがあります…歌の歌詞に「ドレミ」に関するものが入っていて、その音程じゃない音程で歌われると気持ち悪いぃ～！ってなったりします）

そうです。

小さい子ほど、耳はイイ、んです。

なので、小さいうちにいっぱいいろんな音楽を聞いてね、というのは、そういう事なんだと思います。

一緒に音楽を聞いて

「楽しい曲だね！明るい音だね。晴れてるのかな…」
「あっ、鳥さんが鳴いてる声が聞こえるね（フルートの音とか）」
「ニャーオ！って聞こえたね（ヴァイオリンの音がそう聞こえることも♪）」
「ノッシノッシ…ゾウさんが歩いてきているみたいだね！（コントラバスやチューバの音は、大きな動物を連想させることも）」

こういった「音から感じるイメージ」だったり、一緒にまねっこして歌ってみる、手をたたいてみる…
これはむしろ小さい子の方が向いています。

だから。

「音楽のレッスンは何歳からがいいですか？」と聞かれたら、「できるだけ小さいうちからどうぞ」と答えます。

「エレクトーンを（ピアノを）習わせたいのですが（＝鍵盤を弾かせたいのですが）何歳ぐらいからがいいですか？」と聞かれたら、「4～5歳でしょうか？」と答えています。

そして。

「実際に鍵盤を弾いたり楽譜を読んだりできるのは、4～5歳からだと思いますが、その前に「音楽を聞く」「まねっこをする」「一緒にリズムをたたく」「一緒に歌う」ができているお子さんは、一気に弾けるようになったり楽譜が読めるようになったりしていることが多いように思います」とも。

音楽のレッスンは、小さいうちからどうぞ。

これは私の持論です。