「3、２、１…」ミサイル出ちゃう！？爆発しちゃう！？音楽のスタートはどんな風に数える？（Kくん、小１、エレクトーン）

2021.07.10

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

男の子ならではかも？と思った、レッスンでの出来事です。

ミサイル発射されちゃう！？爆発しちゃう！？

Kくん、1人でエレクトーンのデータを呼び出す操作にも慣れて。
伴奏がついているタイプのデータを使って、曲を練習している真っ最中！

「伴奏つけて弾けそうだね！やってみようか！」

うん！と画面の向こうで大きくうなづくKくん。
オンラインレッスンも慣れたものです♪

エレクトーンの液晶画面（今、液晶画面をタッチして操作するものもあるんですよ！）をピッピッと押して、伴奏をスタートさせる時…こう言ったのです。

「３、２、１…」

待て待て待て待て！！

「Kくん、３、２、１…って、なんかミサイル出ちゃいそうだよ！！」
「ピューンって？」
「爆発しちゃいそうだもん、３、２、１…って」

ドーン！！！

画面の向こうで楽しそうに笑うKくん(笑)

アインザッツ（カウント）の重要性

そういえば…
ダンスの方は「５、６、７、８」って始められますよね？
あれは2小節単位で振りを数えていくからなのでしょうか？（すみません、あまりダンスのことは詳しくなくて…）

以前、嵐のドキュメンタリーを見ていた時、櫻井翔くんが「５、６、７、８」ってカウントをとって5人が踊り始める練習風景のようなムービーを見たことがありました。
洋楽の中にも、「５、６、７、８」って間奏でカウントの入る曲もありますもんね。

さて。

音楽の場合ですが、3拍子の曲は「１、２、３」もしくは「１、２、ハイ！」みたいな感じで、カウントを3つ取ってスタートします。「１、２、３、１、２、ハイ」のように、2小節分取ることもありますね。

4拍子は「１、２、３、４」「１、２、３、ハイ！」「１、２、さんはい！」とかでしょうか？
バンド演奏をされている方だと「３、４」だけ言っているケースもよく見かけます。

誰かと一緒にやるときは、絶対必要ですよね。
「セーノ！」とかもありといえばありですが、速さを確認するためにも、1小節分ぐらいのカウントをみんなで聞いて感じて、合わせていきたいものです。

「セーノ！」も厳密には速さの確認はできるんです。
例えば、ボールをポーン！って投げる時「セーノ！」って言ったりしますが、その時って多分、ボールを1回手前に引いて（この時がセーノ！）その後に投げると思うんです。
その、手前に引いてる長さ（セーノ！の長さ）と、投げる時の長さ（速さ）は同じはずなので、それでタイミングが取れて、キャッチする方の人もうまくキャッチできるわけです。
セーノ！の長さと、投げる速さが違ってたら…キャッチできないですもんね。

何を言いたいか、というと。
カウントを取ると言うのは、曲を演奏し始めるにあたっての「テンポ感」をつかむ意味があるのです。（このカウントのことを、音楽用語では「アインザッツ」と言っています）。

「これからこの曲をこの速さ（テンポ）で弾くよ」と一緒に演奏する仲間に伝える意味もあるし、「この速さ（テンポ）で弾くからね」と、自分に言い聞かせる意味もあるんです。

アインザッツ、とっても大事。