メトロノームってすごい！「休符問題」と「テンポ問題」が一気に解決！「先生、これ買ってきてほしいです！」（Yさん、80代、ピアノ出張レッスン）

2022.03.19

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

休符がうまく取れなくて困っていたYさん。
弾いているうちに、どんどん走ってしまって（テンポが速くなってしまって）困っていたYさん。

「一気に解決！」でした。

メトロノーム、持ってますか？

Yさんはアップライトピアノで練習しています。
メトロノームをお持ちではなかったので、ひとまずスマホのアプリで使えるものを入れて「使ってみてくださいね」と使っていただいていたのですが…アプリのものって、意外と音が小さいものが多いんですよね。
ボリュームをめいっぱい上げても、ピアノの音に負けてしまうというか、聞こえなくなっちゃうものが多くて。

そして、ボリュームMAXにしておいたのを忘れて、ピアノの練習後にYouTubeとか見始めようもんなら…爆音です(^_^;)

「メトロノームって、ちゃんと実物があるんですよ」

別の生徒さんにお貸し出ししてしまっていたメトロノームが戻ってきたので、Yさんのレッスンに持っていってみることにしました。

使い始めたその日に「休符問題」も「テンポ問題」も一気に解決してしまった！

Yさん、メトロノームを使っていない訳ではなかったんです。
アプリのものは使ってくださっていたけれど、音が小さくて聞き取りにくい…結果、やっぱり自分のカウントで進めちゃってた感じなのです。

音楽をやってきた方はご経験のある方も少なからず、だと思うのですが。
初心者のうちの「カウント」ほど、当てにならないものはありません。
結構ね、自分の都合のいいように「妙な」カウントになってしまっています。
弾きながらカウントしながら…は、最初は結構難しいです。
（慣れてくると、むしろカウントせずに弾くことの方が難しいです）

さて。

Yさんのレッスンに、メトロノームの実物を持っていきました。
「ぜんまいで巻いて、こんなふうに…ほら」
「なるほど…」

ちょうどその日の、バーナムピアノテクニックの課題は、2段ある楽譜の上の段と下の段が「音価が違うことで2倍速のように聞こえる」曲。
上の段階は4分音符、下の段は8分音符。
テンポ的には同じ、なのですが、音価（音の長さ）が半分になるので、速く弾いているような感覚になる曲でした。
これがなかなかどうして…
Yさんのカウントは、上の段と下の段で違ってしまっていたのでした。
だから、上の段も、下の段も、同じ調子で演奏が続いてしまう…

これが一気に直りました！

楽譜に私が書き込んでいた「1234」のカウントを、最初、指で1つずつ押さえながら、メトロノームに合わせて「1234」と言っていただきました。
次に、この「1234」を私が横で言いながら、メトロノームも鳴らしながら、Yさんには演奏をしてもらいました。
Yさんも数えながら演奏することには少しずつ慣れてきていたので、自然と数え始め…そこで気付かれたようなのです。

「先生！ほんとだ！私、ずっとズレてたんだね？」