皮膚糸状菌症、通称「猫カビ」と戦っていました〜まっくろこねこのて（７）

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

5月中旬に保護した子猫と暮らし始め。
わりとすぐに抱っこさせてくれたメスのセイラちゃんをモフモフと触っていて「あれ？」という出来事があったのは、保護して1ヶ月が経ったぐらいの時期のことでした。

（６）もどうぞ…

のどの柔らかい部分に「かさぶた？」

抱っこさせてくれるとはいっても、嫌な部分も最初はあるもの。
最初だけじゃなくて「そこはイヤにゃ〜！！」という部分もあって当然。

でも。

その日、気づいちゃったんです。
大きさとしては、小ぶりの干しぶどうぐらい？
「かさぶたかな？これ？それとも？？」

（写真、撮ってあるには撮ってあるんですが、ちょっと載せるには…という写真なので、掲載しておりません。文章からお察しください…ちょっと「えっ！？」という感じではありました）

2匹でじゃれじゃれ遊んでいて、ガブっ！と甘噛みして遊ぶことも多かったのです。
ちょっとだけ身体の小さなセイラちゃんが、シャアくんにマジ噛みされて怪我をしたんじゃないのか？？
まだ子ニャンコなので、力加減を遊びながら覚えている最中でもあり。
「こら！シャア！！」と頭ごなしに怒るわけにもいかないし、違う原因かもしれないと思って、動物病院に連れて行ったのでした。

診断名「皮膚糸状菌症」、通称「猫カビ」

「真菌症」という言い方もあるんだそうです。
セイラちゃんのこのかさぶたは、皮膚病の一種だったのでした。

子猫とか、長毛種さんに多いみたい。
ちょっと弱っている時にかかってしまう子も多いんだとか。

保護した5匹の中では、一番小さくて、ちょっと弱々しい感じの子だったセイラちゃん。
だからだったのかな…
そういえば、首のところを後ろ足でパリパリしていたこともあったのでした。
かゆかったか、ごめんよ、早く気づけなくて。

「一緒に飼っているから、シャアも保菌者なのは間違い無いんだよね」

とのこと。

ひとまずセイラちゃんの首のかさぶた部分に塗る薬をいただきました。
そして、これが本当に「真菌」と呼ばれるもので間違い無いのか、培養検査をするとのことで1週間後に再度セイラちゃんを連れて受診することに。

久しぶりに見た「ヨードチンキ」もちろんなめさせません！塗り薬がんばろうね！セイラちゃん！

1週間後の結果は真菌症確定。
ここから3週間、2匹とも飲み薬（粉薬）を飲ませることになりました。

ほんの少しの薬だけど、味がわかる子は嫌がったりするかも？我が家はうまくごまかせました。

ウェットフードに混ぜると飲ませやすいと教わってきて、ちゅーるに混ぜて飲ませて。
先代の猫「はな」は本当に病院のお世話になることがなかった子だったので、最期の最期に粉薬を飲ませるのに大苦戦したのですが、ちっちゃいからあっさりだまされてくれたのか？ちゅーるの味にうまく隠れてくれたのか？2匹ともあっさり飲んでくれました。
なんなら、毎晩飲ませていたので、晩ごはんの時間になると「ちゅーる？？ちゅーるの時間？？」と寄ってくるほど（笑）

無事に3週間の服薬を終えて、完治となりました。

あちこちのサイトを見る限りでは、うちの子たちの症状はだいぶ軽かったんだと思われます。
何ヶ月単位、何年単位の治療もあるんだそう。

ネットの情報の多さにも助けられました

猫が触れたものは熱湯消毒するとか、布団などは廃棄処分してくださいと書いてあるサイトも。
人間にもうつる皮膚病だったこともあり、かなり徹底した対応が必要とのことでした。
幸い、我が家では誰も（人間）症状が出ずに済みましたが、最初に結構ビシッ！と書かれているサイトを見て、冷や汗が出たのを昨日のことのように覚えています。

とある動物病院さんのYouTubeで、「ハイターを10倍に薄めたもので消毒して」と言っていたのをみて「コロナ対策」の初期に、次亜塩素酸水が手に入らない時、ハイターで作ったな！と思い出して。

私が趣味でお菓子やパンを焼くので、いつも製菓材料を購入しているcottaさんで「アクアサニター（次亜塩素酸水）」を購入。2匹が遊びまわった後はアクアサニターで消毒して回りました。
布団も熱湯消毒できない代わりに、アクアサニターを吹きかけて天日干しに。

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ポチップ

今はまったく症状でも出ておらず、病院でも「もう薬飲まなくて大丈夫ですよ」と言っていただけたので「完治」と考えていいのだと思いますが、対策は怠らず。
しっかり掃除と除菌をおこなっています。

通院期間は1ヶ月程度。
かかった病院代は、初回は検査代とかもありましたので6,000円オーバーでしたが、2回目からは1週間ごと、2匹で2,000円程度でした。トータルで12,000円ちょっと？でしょうか。

2回目のワクチン接種も、この真菌症の薬を飲んでいる間は延期だったので、予定よりだいぶ遅く7月下旬になりました。こちらも無事に終了。

保護した時が500グラム代だった2匹も、このブログを書いている8月上旬現在、2匹とも2キロを越えました。
食いしん坊のシャアくんが2,500グラムを突破。
食が細い（というか好き嫌いが多い）セイラちゃんも、やっと2キロ越え。

兄弟のはずなのですが、体格的には現在、シャアくんの方がひとまわり大きい感じ。

でも、相変わらず2匹でじゃれていると、全然負けないセイラちゃん。
いい意味で「策士」です。

次の病院は…おそらく「去勢・避妊」かな？と。
人間の年齢に換算すると、まだ小学生程度なんだそうですが、もうその話を考えないといけない時期に。
2匹の様子を注意深く見守りつつ。
怪我や病気に気をつけて、一緒に暮らしていきたいと思います。

（追記）

「皮膚糸状菌症、通称「猫カビ」状態の猫ちゃんと一緒に寝て大丈夫ですか？」というお問い合わせをいただきました。
我が家は寝る時、ニャンズはケージで寝ているので、一緒に寝ていなかったので大丈夫かどうかは断言しかねてしまうのですが…他のサイトさんで、実際に人間の方が発症してしまったケースも拝見しました。
そこは安易に「大丈夫」と言いにくいところかなと思っています。
動物病院の先生に伺っていただいた方がいいかと思います。

（８）へ続きます…

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