【「あめ耳さん」のためのイヤホン・ヘッドホン聞き比べ②】AfterShokz Aeropex 骨伝導イヤホン防水bluetooth5.0

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

あめ耳さんのイヤホン選びって、本当に大変なんです！
ちょっとでもあめ耳仲間さんの役に立ってもらえたら、と思って始めた企画ブログですが…だいぶ間が空いてしまいました。
そして…下書きはいっぱいあるのに、アップできるのがまだ2つ目(^_^;)

今回ご紹介させていただくのは、耳にすら入れない！あめ耳さんにはもってこい！の「骨伝導イヤホン」です。

なぜ「音楽教室の先生」がこんなことをやっているのか

本当に私自身が、イヤホン選び大変なのです。というところから。
そして、音楽を「より快適な環境」で聞いてもらえるための知識を提供することも、音楽ライフを充実させていくことの一環だと強く信じているからでもあります。

やっぱり、演奏することって、「たくさんの音楽を聴くこと」なくしては上達が難しい側面ってあると思います。本当にみなさん、たくさんたくさん聞いていらっしゃる。頭の中の「今まで聞いてきた音楽の引き出し」はどのぐらいパンパンに入ってるんだろうと思うほど。

以前のブログでも、この企画ブログを書いている理由を書いてありますので、お目通しいただけますと幸いです。

「AfterShokz Aeropex 骨伝導イヤホン防水bluetooth5.0」を買った理由

9月末に「地域音楽コーディネーター」という資格を取りました。
コロナ禍、ありがたいことにオンラインで講習を受けることができました。

ところが。

この講習、ほぼ丸1日zoomを使う内容でした。
休憩時間は10分、お昼休憩は1時間程度ありましたが、ほぼノンストップで続きました。

パソコンやiPadは充電しながら使えるのでいいのですが、いつもzoomの会議（楽器を弾かない、会話メインの時）に使っているAirPods Proの充電が持ちませんでした。
そんなに長時間イヤホンをつけっぱなしにすることもなかったので、そっか…こういう場面で電池持ち重要視しなきゃ！と思ったんです。

「zoom会議　イヤホン」みたいなキーワードで検索して見つけたのが、この骨伝導イヤホンでした。

良かった点

1.とにかく「人の声が聞きやすい」

もともと、この骨伝導の技術というのは、補聴器にも採用されている技術なんだそうです。
なるほど納得！の「人の声の聞き取りやすさ」でした。
耳の近くにピトッとくっつけるようにして使うものなので、耳の穴を塞ぐタイプではないのです。
なのに、人の声はものすごくクリアに、なんなら、脳内に直接語りかけてきているかのようなクリアさだったのです。

ラジオを聴くことも多いので、このイヤホンでラジオを聴くのは本当に聴きやすかったです！びっくり。

2.耳を塞がないので、あめ耳さんに向いている

あめ耳さん、どんなに耳を掃除しても、残念ながらイヤホンが滑り出てきてしまうことがある人種です。あんまり無理に耳掃除すると外耳炎の原因にもなりますので、そこはグッとおさえて（私も何度も外耳炎で薬のお世話になりました…）

その点。

耳に入れるタイプではないので、全く問題なし、です♪
その手があったか〜！っていうほど。

3.充電持ちがとってもいい！

充電の持つイヤホンを、という使用目的で買っているので、この点は申し分ありませんでした。
10時間以上持ちました。
なので、最初にご紹介した、丸1日zoomを使う…みたいな場面でも大活躍してくれました。

残念だった点

1.「音楽を聴く」という点においての音質は良くない

もうこれは「耳を塞がないタイプ」というところで、ある程度致し方ないのかも知れませんが…表現ちょっと難しいですが「低音がスッカスカ」になります。
いつもイヤホンを試すときに必ず聞いているレファレンス曲（いつも同じ曲で試す）を聞いたとき、あれ？？接続悪い？どうした？？と思ってしまうほどでした。

冷静に考えれば、低音が響くための「塞ぐ」という要素がないわけで。
これはそういうものだと割り切らないと…と思いました。

付属品として、耳栓がついてきます。ウレタンフォーム製…かな？
この耳栓をすると、一気に低音が聞こえ始めます。
ただ、「密閉」というには若干不十分？かなと思います。外部の音が一切聞こえなくなるわけではないので、その点はそういうものだと思って使った方がいいと思います。

2.意外と「こめかみを両側から押さえつけられているような圧迫感」がある

調整できるタイプのものも販売されているのかも知れませんが…
こめかみというか、耳を塞ぐときに押さえる部分「耳珠（じじゅ）」という名前がついている部分あたりへの圧迫感が意外とあります。

私の付け方が良くないのかも？と思って、いろいろ検索してみたのですが、おそらくこれで正しいと思われる付け方の模様。大丈夫そう。

試しに主人に丸1日使ってみてもらったところ「気にならないけど？」とのことなので、個人差があるんだと思います。

3.個人差がありますが、私はひどい頭痛に悩まされました

これも完全に個人差です。
主人は全く平気だったので、今、このイヤホンは主人が使っています。

頭痛というか…表現が難しい、なんと書いたら伝わるか…
頭蓋骨が痛い、みたいな。
初めての痛さでした。

使い始めて1週間ぐらいは全く平気だったのですが、使い慣れてきたぞ！と思い始めたあたりから、謎の痛みに悩まされるようになって。
検索してみたら、個人差ありますが、骨伝導イヤホンで頭痛というか、私と同じような症状が出る方もいらっしゃるようでした。
実際に骨伝導イヤホン使ってみたことあるよ、という方に話を聞いてみると、一定数「ダメだった（合わなかった）」という方がいらっしゃいました。

ボリュームを下げてみたり、1日の使用時間を減らしてみたり。
いろいろ試してみましたが、残念ながら私はダメでした。

使い方によっては、すごく便利なイヤホンでした

「人の声を聴く」ということに関しては、こんなにもクリアに聞こえる媒体があるのか！！と感動するほどの素晴らしさでした。これは本当にすごい体験でした。

ただ、残念ながら私は圧迫感と頭痛に悩まされる結果になってしまったため、残念ながら使用を諦めました。これは本当に個人差なので、合う人は大丈夫だと思いますが、違和感を感じた場合は無理せず使用をやめた方がいいんじゃないかと思います。

「人の声が聞きやすい」「耳を塞がない」という2点がいかされるのは、やっぱりWeb会議かなぁと思います。
あと、車の運転にもいいのかも知れません。完全に耳はオープンの状態なので、運転中に聞かなくてはならない車外の音などはなんの問題もなく聞こえました。運転中にラジオを聴く、みたいな場面では、車外の音をしっかり聞きながら、トークの声は頭の中にしっかり聞こえてくるという環境だったので、良かった気がしています。
車の運転に関しては、道路交通法の規定もありますので、しっかりと確認してください。
ハンズフリー機能として使うのには向いているような気がしました。

音楽の部分でひょっとしたら向いているかも…と思ったのは、お手本の歌を聴きながら歌う、という練習です。お手本の声も、自分の声もどっちもクリアに聞こえるので、音程のずれだったり、節回しの表現を真似る練習だったり…には向いていそうな気がしました。
ただ、先ほど書いた通り、低音に関しては若干残念なポイントもありますので、歌声の「深み」みたいな部分までは伝わりきらない可能性もあります。あらかじめ「そういう特性があるものだ」と理解した上で使うにはいいかなと思いました。

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